【特長】
・アブラムシ類に高い効果が期待できます。また、コナジラミ類などのカメムシ目害虫や、アザミウマ類に対して殺虫効果があります。
・特にアブラムシ類に対しては、種に関わらず高い効果を示し、作物によっては4000倍(25ppm)まで使用することができます。
・ 新しい系統の殺虫剤で、本剤の有効成分は既存剤の何れとも異なる新規な作用性を持っているため、IRM(抵抗性病害虫管理)のローテーション防除に最適な殺虫剤です。
・対象害虫の吸汁を速やかに阻害して防除します。対象害虫が衰弱して茎葉から脱落するまでに数日かかるため、見かけ上は遅効的ですが、吸汁阻害は速効的で直ちに加害できなくなります。
・高い浸透移行性を持っているため、巻葉を作り、薬剤のかかり難いアブラムシの防除が可能です。また、散布後に展開する新梢にも薬剤が移行しますので、果樹のアブラムシ防除にも適しています。
・すぐれた残効性と耐雨性
本剤は葉内で適度な安定性を持ち、2~3週間の残効性があります。また、耐雨性も良好で、これは有効成分が散布後速やかに葉内に取り込まれるため、降雨による流亡で効果を減じることが少ないためと考えられます。
・カブリダニ類、寄生蜂などの天敵に影響が少なく、IPM(総合的害虫管理)体系防除の一剤として適合します。
【成分】
フロニカミド 10.0%